梅毒マヤズム（死と破壊）

梅毒マヤズムのテーマは｢死」と「破壊」

色は黒。

ノソーズはSyphilinum(スフィライナム)。

梅毒マヤズムと親和の強いレメディとしては

MercuryやAurum。

梅毒マヤズムは、すべてのマヤズムの中でも、

最も恐ろしいと言われるマヤズム。

身体への親和は

脳神経、心臓、骨と、体の最も深い、最も重要な組織を侵す。

すべての痛みは夜間に悪化。

あまりにひどくて死にたくなるような激しい痛み。 

梅毒マヤズムの特徴は

とにかく強烈。

「死神に愛されてしまった人たち」

例えば深い闇のトンネルを救いを求め

必死になって歩いていたら

遠くの方にようやく光が見えた

でもそれは全速力でこっちに向かってくる列車だった

 オソロシイ

梅毒マヤズムの傾向が強い人の特徴としては

とにかく自身または親類縁者が

常に死と隣り合わせ。

他には

とても深い病理を背負っている人が家族に多い。

例えば自分に自殺傾向があったり

家族の中に自殺者がいる。

自殺傾向がある場合

梅毒マヤズムの人は疥癬マヤズムの人とは違い

本当に自殺してしまう。

それも突然、遺書も残さず。

他には親類縁者に殺された人が居る

または殺人者や重い犯罪を犯した人が居る。

またはその人自身が犯罪者。

事故に巻き込まれて若死にした人が居たり

命の危険に晒されるような事故に遭った人が居る

または自分がそういう経験がある。

自分自身が事故に遭いやすい。

何度も怪我をしやすい。

特に、頭を打つような怪我を繰り返す。 

破壊的なアルコール中毒も梅毒マヤズム。

淋病マヤズムにもアルコール中毒という特徴はあるが
淋病マヤズムの人は浴びるように飲んでも
ちゃんと次の日に会社に行ける人（仕事の質は別として）
社会生活の部分までが侵されることは無い。

梅毒マヤズムは、生活が破壊される程に飲む

社会生活も家族生活も成り立たなくなってしまい

挙句の果てにホームレスになってしまう程

お酒がその人の人生を破壊してしまうよう

麻薬中毒もしかり。

マリファナやハッシッシといったような軽いものではなく

ヘロインやコカインに手を出し

それ無しでは生きていけない

ようになってしまうのが梅毒マヤズム。

生まれた時に心臓に穴があいていて

塞がらなかったりなかったり

先天的な奇形を持って生まれた

というのも梅毒マヤズム。

また何度妊娠しても

流産を繰り返すというのも

梅毒マヤズム傾向。

 精神・感情面では

魂の闇、死にたいと思うほど深い鬱

統合失調症といった精神疾患も梅毒マヤズム。

精神が侵されるというのは

人間として機能できない

その人の自我が破壊されているという意味で

とても深いところが病んでいる状態。

この「死にたい。自分なんか居なくなってしまえばいい」

という深い闇を抱えている人というのは

案外日本人に多いのかもしれない。

梅毒マヤズムはスピードが速く

悲劇的な出来事が突然起こったり

または症状が進むのが速いという特徴がある。

例えば、よくある手術で大して難しいものでもなく

ほとんどの人はすんなり回復していくようなタイプの手術を受け

感染症とか合併症を引き起こし

それがもとであっけなく亡くなってしまうなど。

ガンの場合は

進行が速い悪性の攻撃的なガンが

梅毒マヤズム的なガン。

また、怪我をすると普通なら炎症が起こりその後膿が出て

というようなプロセスを辿りますが

梅毒マヤズムの人の怪我は

炎症の段階をすっとばして

イキナリ組織が壊死して黒くなります。

何故?!と言いたくなってしまうような

急激な病理の進行を示すのが梅毒マヤズム。

 十代のにきびは顔中にぶつぶつ出来まくって

その後に皮膚がきれいにツルっと治らないで

ぼこぼこに痕が残ってあばた顔になってしまうタイプのにきび。

 脳卒中や心臓発作も梅毒マヤズム。

それも、起きたと思ったら

そのまま亡くなってしまう

または重度の麻痺など後遺症が残るタイプ。